MIDI Agentプラグインのドキュメント

概要

MIDI Agentプラグインは、デジタルオーディオワークステーション(DAW)内でAIによるMIDI生成と編集を行い、音楽制作のワークフローを向上させる強力なツールです。テキストの指示からオリジナルのMIDIメロディー、ハーモニー、リズムを生成し、オーディオをMIDIに変換し、対応AIモデルで既存のMIDIシーケンスを補完できます。

インストールとライセンス認証

MIDI AgentはVST3プラグインのほか、AU、AAX、スタンドアロン形式で利用できます。インストーラーで必要な形式を選んでください。スタンドアロンアプリにはDAWは不要です。

  1. ダウンロード:アカウントページからお使いのOS用のインストーラーを入手します。
  2. インストール: インストーラーを実行し、スタンドアロンアプリと必要なプラグイン形式を選択します。既定のインストール先:
    • スタンドアロンアプリ:
    • C:\Program Files\MIDI Agent\MIDI Agent.exe
    • /Applications/MIDI Agent.app
    • VST3:
    • C:\Program Files\Common Files\VST3
    • /Library/Audio/Plug-Ins/VST3
    • AU(macOS):
    • /Library/Audio/Plug-Ins/Components
    • AAX(Pro Tools):
    • C:\Program Files\Common Files\Avid\Audio\Plug-Ins
    • /Library/Application Support/Avid/Audio/Plug-Ins
  3. MIDI Agentを起動:スタートメニューまたはアプリケーションフォルダーからスタンドアロンアプリを開くか、DAWを起動してMIDIトラックまたはインストゥルメントトラックにMIDI Agentを読み込みます。
  4. ライセンス:設定パネルにライセンスキーを入力します。
  5. 確認:[保存]をクリックしてオンラインでライセンスを確認します。
  6. AIへのアクセス方法を選択:ChatGPTアカウントの接続、プロバイダーのAPIキーの追加、ローカルモデルの接続、またはMIDI Agent Proの契約を行います。
  7. 生成を開始:APIプロバイダー(Pro契約者はMIDI Agentも選択可能)とモデルを選び、プロンプトを入力して送信すると音楽生成が始まります。スタンドアロンアプリでは、生成された.midファイルを任意のDAWへ直接ドラッグできます。

主な機能

  • AIによるMIDI生成:テキストの指示から、独自性のある刺激的なMIDIパターンを生成します。
  • オーディオからMIDIへの変換:オーディオ録音をMIDIデータに変換します。
  • MIDIの補完:既存のMIDIシーケンスを延長し、充実させます。
  • 柔軟なAIモデル選択: さまざまなAIプロバイダーから選べます:
  • 音楽パラメーターの調整:キー、スケール、記譜タイプなどを細かく調整します。
  • 複数プラットフォーム対応:WindowsとmacOS用のVST3プラグインに加え、対応環境ではAU、AAX、スタンドアロン形式を利用できます。
  • ダーク/ライトテーマ:好みの表示テーマを選べます。

インターフェースと操作

AI設定

  • プロバイダー選択:複数のAIプロバイダーから選択します
  • モデル選択:使用するAIモデルを選択します
  • アクセス:ChatGPT、プロバイダーのキー、ローカルLLM、またはProを接続します

音楽パラメーター

  • キーの選択
  • スケールの選択
  • 記譜タイプ
  • 音符の長さ
  • 長さ(小節)
  • ジャンル

ワークフローと使い方

MIDI Agentは、DAWでの制作フローにスムーズに組み込めるよう設計されています:

  1. DAWにVSTプラグインをインストールします
  2. ChatGPTアカウント、プロバイダーのAPIキー、ローカルLLM、またはMIDI Agent Proを選択します
  3. MIDIトラックを新規作成し、MIDI Agentプラグインを追加します
  4. プラグインの画面でMIDIを生成または編集します
  5. 生成されたMIDIをDAWのチャンネルにドラッグするか、ファイルとして保存します

活用のヒント

音楽生成に効果的なプロンプトを書く

  • 具体的な音楽の指示を出しましょう
  • 音符のパターンやリズムを説明します(例:「長く伸ばす音と、素早いスタッカートのフレーズを交互に使って」)
  • メロディーの動きを指定します(例:「低い音から始まり、2拍かけて上昇してから下降するメロディーを作って」)
  • リズムの指示を加えます(例:「裏拍を強調したシンコペーションのリズムを使って」)
  • ハーモニーを指定します(例:「セブンスコードを使ったI-vi-IV-V進行にして」「各コードを4声にして」)
  • 曖昧なスタイルやジャンルの指定を避け、「ロック曲のエレキギター用のパワーコード」のように具体的に伝えます

MIDIの続きを生成し、変化を加える

  • 明確なMIDIフレーズやセクションでハーモニーとリズムを示します
  • 続き、バリエーション、応答フレーズ、フィル、トランジションのどれが必要か説明します
  • 制作中のパートに合った生成の長さを選びます
  • 再生成し、良い結果をDAWで組み合わせて編集します
  • さまざまなプロンプトやパラメーターを試し、入力ファイルに合うものを探します

オーディオからMIDIへの変換のヒント

より良い採譜結果を得るには:

  • 高品質なオーディオ録音を使います
  • 楽器同士を明確に分離し、音のかぶりやリバーブを抑えます
  • 最良の結果を得るには、30秒未満でサイズの小さいファイルを使います
  • 特に適しているもの:
    • ピアノソロの録音
    • クリアなギターの録音
    • 各パートがよく分離されたマルチトラック録音
    • エフェクトの少ないアコースティック楽器
  • 避けるか、注意して使うもの:
    • 強く加工された音や歪んだ音
    • 環境音の大きいライブ録音
    • 多数のパートが重なる複雑なオーケストラ曲
    • 強いコンプレッションやリミッターをかけた音

一般的なヒント

  • 利用できる中で最も高性能なモデルを使う — 最良の結果を得るには、Anthropic(Claude)とGoogle(Gemini)の最新モデルをおすすめします
  • ジャンルに合わせて調整する — 設定パネルで音楽スタイルに合わせたカスタム指示を試してください
  • 参考例を示す — 設定パネルにジャンルや好みに合ったMIDIの例を追加し、具体的な作業で出力を方向づけます
  • こまめに新しい会話を始める — 会話履歴が長くなると古い文脈が蓄積し、モデルの性能が低下することがあります
  • 複雑な作業を分ける — 大きな作業を小さな手順に分け、1パートずつ生成し、結果を評価してから続きを作ります

トラブルシューティング

よくある問題

API接続の問題

  • 設定にAPIキーが正しく入力されているか確認します
  • インターネット接続を確認します
  • APIクレジットが十分にあるか確認します

プラグインが読み込まれない

  • 用途に合うVST3、AU、AAX、またはスタンドアロン形式をインストールしたか確認します
  • プラグインフォルダーを再スキャンします
  • システムが最小要件を満たしているか確認します
  • DAWを使わない場合は、Windowsのスタートメニュー、またはmacOSの /Applications/MIDI Agent.app からスタンドアロンアプリを開きます

Pro Toolsユーザー(AAX)

  • AAXプラグインが C:\Program Files\Common Files\Avid\Audio\Plug-Ins(Windows)、または /Library/Application Support/Avid/Audio/Plug-Ins(macOS)にインストールされているか確認します
  • Pro Toolsを再起動し、初回のプラグインスキャンが完了するまで待ちます
  • MIDI Agentはインストゥルメントトラックに表示されます

スタンドアロンアプリでの制作

  • スタンドアロンアプリではDAWなしでMIDIを生成できます
  • 生成された.midファイルを任意のDAWのタイムラインやMIDIトラックに直接ドラッグします
  • DAWが直接のドラッグ&ドロップに対応していない場合は、[MIDIを保存]を使います
  • テンポとトランスポートにはMIDI Agentの既定値が使われ、DAWの再生ヘッドはありません

macOSの互換性の問題

  • 古いmacOSではプラグインが認識されない場合があります。最新のmacOSにアップグレードしてください
  • AUとVST3を両方インストールしてもプラグインが表示されない場合は、どちらか一方だけをインストールしてみてください
  • macOSの一部のDAWでは、両形式が存在すると競合が起きる場合があります

Logic Proユーザー

  • プラグインは、ソフトウェア音源のチャンネルストリップで、音源やオーディオエフェクトのスロットより上にあるMIDI FXスロットに表示されます

MIDI Agent Proへのアップグレード

  • プラグインを開いたままMIDI Agent Proにアップグレードした場合は、契約を認識させるためプラグインを再起動してください

MIDI生成の問題

  • より具体的なプロンプトを試します
  • temperatureなどのパラメーターを調整します
  • プロンプトが推奨される書き方に沿っているか確認します

オーディオからMIDIへの変換の問題

  • 高品質なオーディオ録音を使います
  • オーディオがクリッピングしていないか確認します
  • 1つの楽器ずつ処理してみます

エラーメッセージ

「APIキーが無効です」

設定パネルのAPIキーを再確認してください。余分なスペースがないことを確かめます。

「リクエスト数の上限を超えました」

数分待ってから再試行するか、上限の高いAPIプランに変更してください。

「生成に失敗しました」

プロンプトやパラメーターを調整してください。問題が続く場合は、APIの稼働状況を確認します。

サポートを受ける

問題が解決しない場合:

  • ドキュメントの更新を確認してください
  • お問い合わせフォームからご連絡ください
  • ご利用環境と問題の詳細をお知らせください
MIDI Agent 執筆: MIDI Agent 最終更新 MIDI Agentは、DAW内で音楽のアイデアを生成したいプロデューサー、作曲家、ビートメイカーのためにAIツールを開発しています。

MIDI Agentの英語の原文を、日本語でご利用いただけるように翻訳しています。 英語の原文を見る。